職種紹介

売上の大きさは信頼度の証し。
売上の大きさは信頼度の証し。
  • 島田 徹

  • Toru Shimada

2015年入社 グロサリー事業部 食品チーム 食品1ユニット

私は就職活動時に「商品開発」という職種に一種の憧れを抱き、シジシージャパン(以下CGC)を選びました。実際に商品開発に携われる企業というのはあまりないかもしれませんが、当社では2年目から本格的な商品開発を任せられます。ただし、学生時代の憧れと現実の商品開発には大きなギャップがありました。自分が開発した商品がお客様の手元に行き届くまでには大きな苦労もあります。CGCのPBは、加盟企業の合意がなければ商品開発ができないことになっているので、まずは各担当者を説得させるだけの根拠を示したり、値付けをしたり、どのような販売展開をするかなど数多くの要件をクリアしていかなければなりません。多くの困難はあるものの、これがおもしろいと思える時がくるのも確かですね。

購入されたその後を見据えた
使い方の提案で広がる食用油の可能性

入社7年目になりますが、私はすでに5つの職種を担当させてもらっています。1年目は基礎的な素養を身に付けるための受発注を担当していましたが、2年からはフルーツ缶の商品担当をしていました。この時はオブザーバーとして上司はいたものの、基本的には自分一人で管理していました。営業もしたことがなかったので、加盟企業には単純にその時のトレンドを提案することくらいしかできず、うまくいかなかった日々が続いたのを覚えています。しかし、ここでの経験はその後の大きな糧になっています。何をどのように加盟企業に提案するべきかを考え抜く力が付いたからです。相手の不満や課題をしっかりと抽出して、そこから求められる商品をどのように提案するかというクセが自ずとついたのです。5年目に1年間研修生としてタイのバンコク事務所に赴任することが決まり、4年目は貿易チームで船積みの管理などにあたりました。タイでの生活では海外の食文化に触れ、知見を広げることができました。そして食品チームに戻った6年目から食用油等の商品担当を任せられています。ここまで職種が変わることが珍しいかもしれませんが、様々な経験をさせてもらえる環境にはとても感謝しています。
今の業務で以前と大きく変わったことは、その責任の大きさです。食用油もフルーツ缶も加工度はそこまで違いがありませんが、取り扱う数量は大きく異なります。一般家庭で毎日使う食用油は1本400円程度で数億円規模の売り上げをつくる商品なので、その販売数量が多くなるほどトラブルはつきものです。これをいかにスピーディーに判断し解決に導いていけるかが大切な仕事だと言えます。一見すると食品の中で油は地味に思われるかもしれませんが、私はどっぷりハマっているのでそうは思いません。油は差別化が難しい商品ですが、そこを伝えていくことも私の仕事の一つだと考えています。油をそのまま食べることはないので、お客様が購入されたその先を見据えた幅広い提案が可能なのです。料理に合わせて油を使い分けることを推進していけば、家庭での油の本数も種類も増えていくと思います。要は醤油やソースのような調味料の1つという立ち位置まで持っていくことで、食用油市場をより大きなものにできると考えています。

買う側も売る側もハッピーになれる
幸せな食用油市場を目指して。

CGCが売り上げアップを目指していこうと考えた場合、それを実現するためには加盟企業の売り上げや利益に貢献する以外にありません。そこには信頼関係が必要です。受け身ではダメで、ときには自分から強く進言し新しい商品の導入を推し進めなければなりません。そしてそれを確実にヒットさせることが、信頼の継続に繋がっていくのです。食用油における今の私の目標の一つは各加盟企業が利益を取りにくいキャノーラ油の販売構成比を減らし、利益が取れる食用油を開発することです。キャノーラ油というのはどんなお店でもほぼ利益を取れずに売り出す誘客のための赤字商品であることが多い。これって消費者にとってはハッピーかもしませんが、お店にとっては不都合ですよね。この負のスパイラルを断ち切るために、私たちは新たな食用油を開発していかなければならないのです。今年導入した米油はまさにキャノーラ油に変わる商品として、今後も販売を促進していきたいものの一つです。これからも加盟企業の期待に応え、消費者に支持される大きな商品を開発していきたいと思います。

1日の
スケジュール
8:30出社 メールチェック 売上確認
9:00ToDoリストのチェック
9:30社内ミーティング
10:30取引先商談
12:00昼休憩
13:00会議資料作成
15:00各種商談
17:30翌日のToDoリストの確認
18:00帰宅