CSR REPORT 2017
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CGC GROUP CSR REPORT 2017Cooperative Activities自然災害を乗りこえる〈特集〉2016年「熊本地震」から1年を経て震度7の激震を2度も観測した熊本地震被災の直後から、協業のちからをバックにローカル・スーパーマーケットは地域を支えました2016年4月14、16日に「熊本地震」が発生しました。当時、九州CGC管轄の熊本県の加盟企業は9社115店舗。店舗の内外装が損傷し、店内には商品が散乱するなど、そのままでは営業できない店が続出しました。16日の「本震」の影響は大きく、「深夜、心配した従業員がお店に集まり片付け、何とか翌朝に店頭販売ができる状態にしました」(宮原るみ社長・みやはら=熊本スーパーマーケットグループ)。みやはらの本部は阿蘇山の外輪山エリアにあります。阿蘇大橋の崩落によって商品供給のインフラが遮断され、孤立しました。「人口3万人の町で営業しているのは当社だけで、多くのお客様が来られました」(宮原社長)。九州地区の物流体制は、福岡県八女郡広川町にある九州JD(ジョイント・デリバリー)センターが各店配送しています。納品が最も遅れたのがみやはらでしたが「大分ルートを見つけ、来てくれて本当に助かりました。お客様からは『同じ被災者なのにありがとう』と感謝されました」と振り返ります。熊本スーパーマーケットグループ理事長の台信康明社長は「CGCグループに加盟していたことで、全国からたくさんの支援をいただき、お客様への食の提供を継続することができました」と強調します。2017年4月現在、加盟企業で営業していない店舗はヒライの5店舗(テナントなど)のみ。熊本県内の加盟企業は新規出店もあり、9社118店舗となっています。CGC物流体制が支援CGCグループは独立した企業が結集した組織です。有事の際は、「CGC災害マニュアル」に沿って、必要な商品を送り込みます。熊本地震では、九州JDセンターに、全国各地のセンターから緊急物資が届けられました。4月30日までに届けれられた緊急物資は7万7,000ケースに達しました。店内営業ができなくなったため、1階の駐車場で電卓を叩きながら販売を続けました(みやはら・東バイパス店)16日の「本震」直後の店内。商品が床に散乱したため、提供できる商品を外に出して、店頭販売を始めました(台信商店)被災から1年、お客様の支持を集めています熊本、福岡、大分、佐賀に142店舗。「お弁当のヒライ」で知られ、新しい店づくりにも挑戦していますヒライ熊本市内に2店舗を営業。「復興応援大特価市」を17年4月に開催。移動販売も始めました九州CGCが運営する3温度帯のセンター。九州エリアの加盟企業の物流を担っています。企業センターの一括配送と各店舗への納品をおこないます台信商店(熊本SG)阿蘇市に2店舗、熊本市に3店舗を運営しています。「驚きと感動」を与える店作りは健在ですみやはら(熊本SG)九州JDセンター
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