CSR&CSV REPORT 2018
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CGC商品に関するお客様からのお問い合わせ情報を一元管理するため「CGCお客様相談室」を設けています。消費生活アドバイザーや中級食品表示診断士などの資格を持つ7人の専任スタッフを配置しています。お客様からの疑問に直接お答えするとともに、いただいたご要望やご意見をまとめ、商品の開発部門、品質保証室などと情報を共有。より安心してお買い求めいただける商品の開発につなげています。2017年度にお客様からいただいたお問い合わせ件数は8,832件(前年比95%)でした。「CGC安心部会」は、CGC商品の製造を委託するお取組メーカー同士が協業で工場の品質管理レベルを向上していく活動です。①「安心・安全」な商品の供給 ②世界基準の「安心・安全」システムの導入 ③お取組メーカーの長期的繁栄を目的に2004年に設立しました。17年までの14年間で139社6,360人が参加しており、企業、業種を越えて多くのつながりを生みました。安心部会は1期1年を活動期間として①モデル工場の改善活動を現場で参加者全員が共有 ②大手メーカーの優良工場見学 ③参加企業が自社の改善活動に取り組む—以上の3点を活動の柱としています。17年にお客様からシジシージャパンに寄せられたクレームのうち、製造責任クレームは前年比88%と3年連続で減少させることができました。海外で初の安心部会を開催2017年6月に海外で初となる安心部会を中国で開催しました。中国でCGC商品を製造するお取組メーカー9社の幹部や品質管理担当者など22人がCGCの落花生製品を製造する煙台市の煙台楓林食品に参集。モデル工場を全員で視察し、気づいた課題について話し合いました。その後、モデル工場は指摘された課題の改善に取り組み、参加企業もそれぞれが設定した課題に取り組みました。4カ月後の10月に再び工場に集まり、改善状況を確認したほか、各社が改善の成果を発表しました。煙台楓林の于総経理は「中国では他業界の人と出会う機会はめったにない。共に学ぶたいへん良い機会を得た」と話しています。生活者目線で商品開発製造企業同士の協業「安心部会」14期目お客様の声を商品開発に生かすお客様からいただいた声を商品の改善に生かしています。CGCドレッシングシリーズで、お客様から「中の白いキャップが外しづらく中も洗いにくい。簡単に分別できるようにしてほしい」というご意見を2017年度に4件いただきました。それを受けて、分別しやすいキャップに変更するよう開発を進めています。人気のドレッシング 分別しやすいキャップに取り外しやすいようつまみ付きにモデル工場の改善活動を参加者全員で共有する中国のお取組メーカーが業種を越えて学び合った18CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2018

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