CSR&CSV REPORT 2018
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1982年から始まった「全国児童画コンクール」。当初は関東地区だけで行っていた企画でしたが、85年から募集エリアを全国に拡大しました。それ以降、年を追うごとに応募数を増やし続け、2011年にはついに50万作品を突破しました。東日本大震災が発生した11年には被災児童を応援するため、応募作品1枚につき20円をCGCグループが拠出し、岩手、宮城、福島の各県に寄付する企画を実施。この年は3県に総額1,028万円を寄付しました。以降、この企画を毎年継続し、現在は1枚につき5円を、被災の大きかった3県を順番に1県ずつ寄付するようにしています。16年は宮城県、17年は岩手県の震災児童育英基金に寄付し、18年は福島県に寄付することが決まっています。第36回のコンクールでは287万5,120円を岩手県に寄付しました。2017年10月18日にシジシージャパンの斎藤光一副社長、東北シジシーの遠藤須美夫会長、上田庄三社長、マイヤの米谷春夫社長が岩手県庁を訪問し、達増拓也知事に目録を手渡しました。寄付金は「いわての学び希望基金」に寄付され、被災した子ども達への支援などに役立てられます。7年連続で50万作品超える震災児童育英基金への寄付子どもたちの声が聞こえてくるような作品がたくさんあり、選定するのに苦労しました。文科省の新しい学習指導要領では「社会に開かれた教育課程」をうたい、先生だけでなく、保護者、地域社会と一緒に子どもを育てる内容になっています。まさにCGCグループがこのコンクールを通して何十年も実践してきたことです。今回も店長さんたちが地域の学校や幼稚園、保育園に足を運んでくださり、多くの作品が集まりました。情報があふれている中、子ども達にも一層のメディアリテラシーが求められており、想像力を伸ばすことが重要です。絵を描くことは、見たものを一度自分の中で消化して再現することであり、豊かな想像力を育みます。文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官岡田 京子 さん毎日新聞社「教育と新聞」推進本部教育事業担当部長戸澤 美佐 さん審査員の声審査員の声39CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2018

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