日頃はCGCグループの協業活動に格別のご理解・ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 2018年は年初から全国各地で毎月のように自然災害が発生しました。被災された皆様方には心からお見舞い申し上げます。 私どもは、2018年度の活動スローガンに「CGCグループ地域愛着宣言」という一言を盛り込みました。 昨年の災害時もそうでしたが、過去に大きな自然災害が発生するたびに各地で見直されたのが、地域で生まれ地域に育てられてきたスーパーマーケットの存在でした。被災地で災害発生直後から献身的に地域を支えてきた地元のスーパーマーケットの姿は地元住民の皆さんから「最終的には一番頼りになる」「なくてはならない存在」として再認識されました。その存在は地域の真ん中で地域の様々な方々と全方位的につながっているイメージです。 スーパーマーケット発祥の地・アメリカでは地域のスーパーマーケットが「LOVE LOCAL」というメッセージを売場の至るところに掲げてお客様との距離を縮めるコミュニケーションをとっています。これまで日本のローカルスーパーマーケットは「地域密着型」と形容されることが多くありました。密着という表現は、ある1点でつながっているというイメージです。 地域のスーパーマーケットで組織するCGCグループは、「密着」から一歩踏み込んだ次元で、地域の皆さんともっとつながる、地域の方々をつなげる存在でありたいと考え、「地域愛着宣言」をしました。 昨年発刊した2018年度版から「CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)という視点を編集方針に採り入れました。CGCグループに加盟するスーパーマーケットはこの言葉が誕生する以前から、地域愛着の姿勢で地域の方々と様々な共通価値を創りあげています。本誌面におきまして、その様々な取り組みを紹介しておりますので、ご確認いただければ幸いです。 今後とも、ご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。地域愛着志向を強める株式会社シジシージャパン取締役社長Yosuke Horiuchi2CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2019
元のページ ../index.html#4