CSR&CSV REPORT 2020
20/57

 2017年6月に海外で初となる安心部会を中国で発足しました。2019年10月には第6回となる安心部会を、CGCの食品チームが扱う「CGC カットわかめ」を製造する遼寧省の大連金山水産で開催しました。中国でCGC商品を製造するお取り組み企業12社の幹部や製造責任者など32人が参集。モデル工場の原料の搬入から商品の出荷まですべての製造ラインを参加者全員で確認しました。工場の担当者が製造のポイントや重要管理項目を説明します。その後、モデル工場は参加者よりいただいた指摘事項の改善を行います。参加企業もそれぞれが設定した課題に取り組みました。大連金山水産の陳社長は「他人の視点は宝物。安心部会が改善を進めてくれた。止まらずに変化・変革を続けていくことが大切です。この取り組みに感謝している」と話しています。安心部会では協力企業による「防虫対策」などのセミナーも開催したり、現地の優良工場を視察し、品質管理レベルの向上につなげています。海外でも改善活動 安心部会第6回CGC商品に関するお客様からのお問い合わせ情報を一元管理するため「CGCお客様相談室」を設けています。消費生活アドバイザーや中級食品表示診断士などの資格を持つ7人の専任スタッフを配置しています。お客様からの疑問に直接お答えするとともに、いただいたご要望やご意見をまとめ、商品の開発部門、品質保証室などと情報を共有。より安心してお買い求めいただける商品の開発につなげています。2019年度にお客様からいただいたお問い合わせ件数は8682件(前年比99.8%)でした。生活者目線で商品開発お客様のご意見を商品開発に生かす巻き戻りしにくいラップに改善 お客様の使い勝手をさらに良くするため、フラップを2つから3つに増やして形を改良しました。取り口のフラップにフィルムがしっかりくっつくので、巻き戻りにくくなっています。パッケージの使用上の注意のアイコンも刷新し、使い方をわかりやすくしました。工場を参加者全員で点検し、改善活動を行う中国でお取り組み企業が集まり「安心部会」を開催。品質管理レベルの向上に努めた「CGC安心部会」の参加者はCGCのPBを製造委託するお取り組み企業と自社PBを持つ加盟企業が参加しています。毎年、モデル工場を2工場選定し、同工場の改善取り組み事例を共有します。1期1年を活動期間として①モデル工場の改善活動を参加者全員が共有 ②大手メーカーの優良工場を見学 ③参加企業が自社の改善につなげる――以上3つを活動の柱にしています。同会は異なる分野のお取り組み企業や加盟企業同士の「協業の場」として定着しています。お取り組み企業の協業による改善活動 「CGC安心部会」は第16期お客様の使い勝手向上へ18CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2020

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る