CSR&CSV REPORT 2020
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食や食文化継承の活動応援CGCグループは「お料理して、食べて、健康」をスローガンに掲げ、食事や料理の大切さの伝承、地域の食文化の継承を目的とした様々な活動を応援しています。『いしかわのおかず』の表紙。服部さん(右)が取材から制作まで手掛ける「お料理して、食べて、健康」を応援クローズアップCGC❺高校生の料理コンテスト「うまいもん甲子園」に協賛 CGCグループは「お料理する人、応援します」をスローガンに掲げ、料理情報誌『ふれ愛交差点』の発行や「子どもが作る弁当の日」の応援、地域の食文化を継承する『おかずの本』の制作協力などに取り組み、様々な年代の人達にもっと料理をしてもらい、日本の伝統的な食事や地域の食文化を未来に残していきたいと考えています。その一環で2019年度からは、高校生を対象とした料理コンテスト「ご当地! 絶品 うまいもん甲子園」への協賛も始めました。 8回目となった19年度の大会には、全国から98校、315チームの応募がありました。書類審査、2次選考会で各地区から優勝校7校が選ばれたほか、WEBの一般投票で最多得票した1校を加えた8校が決勝大会に進みました。 11月2日に東京・浅草で行われた決勝大会は、8チームの出場校が30分の制限時間内に6人分の料理を作り、5分間のプレゼンタイムで自校の紹介や食材・調理のポイントなどをダンスや紙芝居など趣向を凝らしてアピールしました。 優勝したのは福知山淑徳高等学校(京都)の生徒が考案した「紅の冷和願麺」。地元の京野菜「万願寺とうがらし」のパウダーを麺に練り込むなど、地元食材をふんだんに使っている点が評価されました。翌日には、決勝大会出場者による実売イベントを東京・丸の内で開催しました。 決勝大会にはCGC加盟企業も多数見学に訪れ、2020年度の第9回大会からは地元高校に積極的に参加を呼び掛けたり、出場への支援をするなど、「うまいもん甲子園」への取り組みを強化していきます。地域の家庭料理やその土地ならではの食材など地域の食文化を都道府県単位で紹介しているのが「おかずの本」シリーズ。CGCグループは2014年発刊の『ちばのおかず』から同シリーズの制作に協力しており、2019年度は『いしかわのおかず』が制作されました(発刊は2020年内を予定)。フリーライターの服部一景さん(71)が2008年に新潟県版を初めて刊行し、石川県版が12冊目。全国47都道府県での制作を目指しています。2019年5月の北陸CGCアソシエイツ会総会で、同地区の加盟企業とお取り組み企業に向けて『いしかわのおかず』の刊行を発表し、制作がスタートしました。服部さんは約9カ月かけて県内の生産者や婦人会など約100人を丁寧に取材しました。AB判オールカラー160ページに石川県ならではの食材や料理を四季ごとに紹介しています。美しい写真や食材の絵などもすべて服部さんの手によるものです。服部さんは「白山と手取川に育まれた穀倉地帯の加賀、半島の里山里海すべてが世界農業遺産の能登。伝統野菜や発酵など古里の食文化の素晴らしさを再発見するきっかけになれば嬉しい」と話しています。発刊の報告を2020年11月の北陸CGCアソシエイツ総会で行った後、石川県庁を訪問して県内の全小中高等学校356校に各2冊、計712冊を寄贈予定。石川県内のCGC加盟店や書店でも販売されます。『いしかわのおかず』を制作 全国で12県目に45CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2020社会貢献活動「うまいもん甲子園」「おかずの本」

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