CSR&CSV REPORT 2020
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     県と協定結び高校生と商品開発/フレッセイ[群馬]事例紹介桐生商業高校の生徒と開発。全粒粉を使ったベーグルに味噌だれやこしあん、クリームチーズを挟んだ上州ベーグルは昨年約1カ月で1万個以上を販売した2019年は計20人が参加。参加者と原社長(前列中央)新潟県の原信は、長岡市国際交流会が主催する国際交流プログラム「原信サマースカラシップ」を支援しています。これは地元・長岡市と姉妹都市の米国テキサス州フォートワース市の高校生各8人、引率を含めた計20人がペアを組み、相互にホームステイをする国際交流プログラムです。毎年7〜8月にかけて開催しており、長岡市では剣道、座禅、茶道といった日本文化を体験したほか、長岡市の歴史を学び、日本三大花火大会の一つである長岡まつり大花火大会を楽しみました。フォートワース市では、観光名所の訪問や研修を通じて地域との交流を深めました。この取り組みは、同社の創業者である故・原信一氏が「地域の皆様への恩返しがしたい」「視野の広い人間に育ってほしい」との思いから、1991年に旅費等の運営資金の協賛を開始し、現在までに560人が参加しています。フレッセイは2016年12月に群馬県と締結した「地域活性化包括連携協定」に基づき、教育委員会からの依頼を受け、商業を学ぶ県内高校生が企業と共同して商品開発を行う企画に毎年協力しています。県内の商業高校から応募された企画の中から、同社商品部で審査して高校生ならではの斬新な発想で実現可能なものを選定し、高校生と打合せや試作を繰り返して商品化します。昨年桐生商業高校と開発した上州ベーグルは全粒粉を使ったベーグルに味噌だれやこしあん、クリームチーズを挟んだもの。「地元商品である焼きまんじゅうの味を若い世代の方に知ってもらいたい。女性に食べてもらえる商品にしたい」という高校生の提案を元に共同開発。2019年11月20日から12月31日まで、インストアベーカリーのある33店舗で展開し、売価260円で1万943個を販売しました。 担当した庵地チーフバイヤーは「高校生の皆さんの提案をできるだけ変更することなく、具現化したいという思いで取り組みました。販売開始後、お客様から多くのお褒めの言葉をいただきました。高校生の皆さんから私たちも多くのことを学ばせていただきました」と話しています。サマースカラシップで学生支援/原信[新潟]事例紹介47CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2020社会貢献活動加盟企業の事例紹介

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