日頃はCGCグループの協業活動に格別のご理解・ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 2018年に引き続き、2019年も秋口に相次ぐ台風被害があり、2020年に入ると新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう事態となっています。 過去、生活を脅かすような大きな災害が発生するたびに、その存在が見直され、信頼を積み重ねてきたのが、私たち食品スーパーマーケットでした。2020年度も度重なる災禍の中、それが見事に証明されています。 CGCグループは、地域で生まれ地域に育てられた「地域愛着スーパーマーケット」が結集して生まれた協業組織です。お店や本部、センターなどで働く約24万人の仲間が、推定2,200万人の生活者の暮らしを支えています。 そして、私たちの日々の営業活動を支えてくださっているのが、生鮮品の生産・供給者の皆様、各分野のメーカー様、卸や物流、システムに関わる皆様です。どの方が欠けても地域愛着スーパーマーケットの使命を全うすることはできません。この場を借りましてすべての皆様方に心から感謝申し上げます。 これから生き残っていける強い組織の条件は「多くの問いと仮説を持っていること」「多くの知恵とアイデアを持っていること」「協業を実践していること」の3つだそうです。2020年度、CGCグループは「当たり前を総点検」しながら、まさにこの3つを実践してきました。 加盟企業の皆様が様々な現場で取り組み、成果をあげられた事例は、「よく集まり、よく話し合う」CGCの各種会議や研修会などで開示・共有していただいているだけでなく、CGCニュースやCGCストアサポート(2019年4月、「CGC情報提供サイト」を使い勝手や情報の充実を目的に全面リニューアル)などでもご覧いただいております。 そうした良い事例をご覧になって共感し、各社が模倣・実践してみる。そこからまた次の成果が生まれる——協業活動はこうした好循環を生む場になっています。 本誌面で、その成果をご確認いただければ幸いです。今後ともご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。協業で地域愛着スーパーの使命全う株式会社シジシージャパン取締役社長Yosuke Horiuchi8CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021
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