CSR&CSV REPORT 2021
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 シジシージャパンは「スカスカ撲滅」を掲げ、スカスカ商品、スカスカ物流、スカスカ売場の3分野にスポットをあて、それぞれ改善に取り組んでいます。製・配・販の各層で問題意識を共有し、無駄を排除する具体的な行動によってそれぞれの生産性を高め、結果として地球環境の保全につなげていきます。 「スカスカ物流」の改善へ向けて、2020年10月に「パレット物流推進委員会」を発足させ、まずは加工食品、菓子、雑貨のPBで取り組んでいきます。サプライチェーンをつなぐ各拠点での非効率な作業を改善するため、同推進委員会では①段ボールのモジュール化 ②パレット単位の発注 ③最適輸送ロット ④パレチゼーション化の4つの物流標準化に取り組みます。 20年度は計4回会議を開催。21年2月16日には「第4回パレット物流推進委員会 改善成果発表会」を開催し、PB商品の製造委託メーカー10社のトップや経営幹部ら26人が出席しました。段ボールサイズを変更して容積率を改善。手積みからパレット積みにして作業時間を短縮。重い商品と軽い商品を組み合わせることで従来よりも高い配送効率を実現――発足からわずか4カ月間で各社とも大きな進捗が見られました。サプライチェーンをつなぐ各拠点での非効率な作業を改善「パレット物流推進委員会」始動2017年から取り組んできた「スカスカ撲滅」運動。これまでは商品パッケージを中心に改善を行ってきましたが、次のステージとして「パレット物流推進委員会」を発足させ、「スカスカ物流」の改善に着手しました。「スカスカ撲滅」 物流でも20年度は計4回会議を開催。参加メーカーが改善事例を発表・共有した配送ロットを10トン車満載に「物流標準化」に向けた4つの取り組みパレチゼーションの推進環境活動 特集❷31CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021

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