環境活動調査 2021年1月の調査では全国の加盟企業191社から回答を得ました。環境問題への取り組みの意識について(複数回答)、7割強の企業が「社会貢献の一つ」と、5割の企業が「経営課題の一つ」と捉えており、この2つを重要視する傾向に変わりはありません。 食品スーパーマーケットを営業する上で関わってくる各種法令の対応状況を聞き、各種平均値をまとめました。「食品リサイクル法」における、食品リサイクル率(2024年までの食品小売業目標値=60%)は54.9%で前年より1.3ポイントアップ。リサイクル率100%を達成している加盟企業が3社あります。加盟企業の売上100万円当たりの食品残さ発生量は24.9㎏でこれも前年より2.3kg減少しています。 「容器包装リサイクル法」の、容器包装使用量(売上10億円当たり)は8.06トン(前年比0.31トン減)、再商品化委託料金(売上比)は0.018%(0.003ポイント減)でした。「省エネ法」において、売上10億円当たりの原油換算エネルギー使用量は209.3キロリットル(前年比12.3キロリットル減)で、省エネが進んでいることがわかります。省エネのための施策として、「太陽光発電など再生可能エネルギーの導入」と「営業日数・営業時間の見直し」が44社で最多でした。 環境活動全般について、マネジメントシステムの「ISO14001」認証取得企業が4社、「エコアクション21」は5社でした。環境報告書を作成している企業は、26社で前年から9社も増えました。そのうちSDGsについて記載している企業は14社でした。環境教育は44社(11社増)、環境配慮型商品の販売は56社(12社増)とどちらも実施している企業が大幅に増えています。シジシージャパン環境室では、環境活動への意識や環境関連法令への対応状況など、加盟企業の環境への取り組みの実態を把握して問題を抽出し、グループ全体での次の取り組みにつなげるための「環境CSR実態調査」を2008年から毎年1回実施しています。「環境CSR実態調査」で加盟企業の活動共有2008年から毎年実施、191社が回答ー各社の「チェックリスト」機能を果たす2020年「CGCグループ環境CSR実態調査」結果内 容2020年実績前年比食品リサイクル率54.9%+1.3ポイント食品残さ発生量24.9㎏-2.3㎏容器包装使用量(売上10億円当たり)8.06t-0.31t原油換算エネルギー使用量(売上10億円当たり)209.3㎘-12.3㎘環境報告書の作成26社+9社加盟各社が発行しているCSRレポート地元の木材を使用敷地内にリサイクルコーナー35CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021
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