環境活動事例紹介 新潟県のウオロクホールディングスは、2020年9月1日に「ウオロクリサイクルセンター」を設立しました。段ボール・雑紙・発泡スチロール・アルミ缶・牛乳パックの5種類の資源物を圧縮。容量を減らしてリサイクル業者に引き渡しています。資源物の回収は、物流センターから店舗へ納品するトラックを使い、戻り便に乗せることで有効活用しています。同センターは稼働開始後、段階的に取扱量を拡大し、21年4月からは全41店舗の資源物を集約、処理しています。このほか、店舗から排出される魚のアラを地域の契約工場で肥料化し、その肥料を使って育てた野菜を「エコろく野菜」として販売する「食品循環資源リサイクルループ」に取り組んでいます。この取り組みは、14年に国の3R推進協議会の農林水産大臣賞を受賞しました。21年4月からはフードバンクへの食品提供を拡大するなど、食品ロスの削減にも注力しています。独自の取り組みで環境貢献CGC加盟企業やシジシージャパンの関連企業では、独自の環境活動で地域に貢献しています。自社でリサイクルセンターを稼働させ、回収した資源物を減容し、リサイクル業者に売却したり、行政と連携した企画などさまざまな環境活動に取り組んでいます。自社でリサイクルセンター稼働、環境活動に注力ウオロク[新潟]事例紹介鉄道で野菜を輸送ーモーダルシフトも推進中 シジシージャパンでは、環境にやさしい鉄道輸送へのモーダルシフトを進めています。加盟企業のラルズ(北海道)、フレスタ(広島)と、JR貨物、全国通運の5社で「モーダルシフト推進協議会」を組織し、毎月会議を開催。商品選定や輸送効率の検証を行っています。2020年度はJRコンテナを利用して、岩手県産キャベツ「春みどり」を東海、九州の2地区に供給を始めました。1台5トンのコンテナで東海には16台80トン、九州には20台100トンの春キャベツを供給しました。同協議会の20 年度の取り組みは、JRコンテナ1,201台を利用して青果物を加盟企業に配送。トラックでの配送と比べ、約257トンのCO₂削減につながりました。37CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021
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