福岡県の西鉄ストアは、2020年11月から翌年1月まで「シールを集めてフードロスゼロ ! キャンペーン」を3店舗で実施しました。この企画は、賞味期限が近いなどフードロスになる可能性がある商品にシールを貼り、お客様に購入していただくことでフードロス削減につなげるもので、シールを10枚集めたお客様には50円引きのクーポン券をプレゼントしました。期間中、クーポン券の引き換え数は114件、生鮮4部門の合計廃棄数量は前年比83.3%と大幅な削減につながりました。市と連携してフードロス削減西鉄ストア[福岡]事例紹介高校生提案でフードバンクポスト設置ベルジョイス[岩手]レジ袋収益金を寄付ユニバース[青森]沖縄のサンゴ礁を守る九州CGC事例紹介事例紹介事例紹介 岩手県のベルジョイスでは、2020年11月25日に同社初となる「フードバンクポスト」を久慈市の2店舗に設置しました。県立久慈東高校の生徒さんが食品ロスと貧困問題に関心を持ち、食糧支援活動の推進を目的に同社に設置を提案。NPO法人フードバンク岩手と協力して実現しました。毎月1回、同団体の協力企業のJTが2店舗に集まった食料品を回収しています。これまでに、2店舗で合計約187kgの食料品を学習支援団体や児童養護施設などに寄付しました。 青森県のユニバースは、県が推進する「もったいない・あおもり県民運動」に賛同し、県と協定を締結してレジ袋の削減に取り組んでいます。2010年からは、有料で販売したレジ袋の収益金の一部を「古紙等の資源ごみ回収ステーション」の設置・管理を行う民間団体に寄付し、整備費用として役立てられています。20年度は町内会や小学校など8団体に160万円を寄付し、昨年までの11年間で、寄贈延数は87施設、寄付総額は約1,339万円となりました。 九州シジシーは、2011年から沖縄のサンゴ礁保全活動「つなごう未来!守ろう美ら海プロジェクト」を実施しています。この企画は九州、沖縄地区の加盟企業で販売した「CGC 牛乳」などの対象商品1点につき1円を拠出し、サンゴ礁の再生のために寄付するもので、20年度は300万円をサンゴの養殖や、海への植え付けを行う有限会社海の種に贈呈しました。これまでに累計4,414本のサンゴの苗を沖縄の海に移植しました。高校生の提案をきっかけにフードバンクポストを2店舗に設置福岡市と取り組みフードロス削減を目指す10月8日に行われた青森県庁での贈呈式(中央:三浦建彦社長)プロジェクトの寄付金を手渡した(左:正司祐三・九州シジシー社長)38CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021
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