CSR&CSV REPORT 2021
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社会貢献活動次世代を育てるコロナ禍でも44万作品集まる第39回全国児童画コンクール作品募集から返却までの流れ 6月 団体・学校への案内(画用紙配布) 7~9月 応募受付(店頭応募) 10月 作品審査 11月 表彰式(東京・新宿) 12~1月 自社表彰・作品展示 1月 団体・学校へ作品返却作品審査作品募集(団体訪問や店頭で)東京での上位入賞者表彰式作品展示(加盟店) 「全国児童画コンクール」(主催=毎日新聞社、毎日小学生新聞、日本児童画振興会/後援=文部科学省/協賛=CGCグループ)は1982年から毎年開催しているCGCグループ最大の社会貢献活動です。第39回はコロナ禍の中での開催でしたが、加盟スーパーマーケットの熱心な募集活動で43万6,064作品が集まりました。子ども向けの絵画コンクールでは国内最大規模の応募数となります。 全国の加盟企業・店舗が拠点となり、作品の募集活動や店舗での表彰式、作品展示などを通じて子どもたち、その家族、学校関係者などとコミュニケーションを深めているのがこのコンクールの特長です。大切な応募作品は子どもたちにすべて返却します。 今回も作品1枚に付き5円をCGCグループが拠出し、218万320円を岩手県の「いわての学び希望基金」に寄付しました。絵画を通して地域とつながるコロナ禍でもこれだけの作品が集まったことに驚きました。これはひとえに、全国CGCグループの本部・お店の方々が地域の信頼の中で活動されていることに尽きます。今回、スポーツや旅行などの作品が少なかった一方、おうちや近所で家族と過ごした生活の場面を表した絵が多くあり、家族の温かみを感じました。絵を通して子どもたちを認める、すなわちその子らしさを認めて多様性を引き出していることが当コンクール一番の貢献だと思います。本当に描きたかったことを表している作品ばかりで、描いている時の様子が目に浮かびます。これらの絵は子どもたちの生活の中から生まれており、こんなに表したいことがたくさんあるのだと改めて実感しました。現在の学校教育では、学校と家庭、地域の三者が連携して子どもたちを育てていくことに重点を置いています。絵を通して地域に住む子どもたちの希望や夢を応援してくださっている、とてもすばらしいことだと思います。子どもたちの「楽しい」「大好き」を自由に描くこのコンクールに、コロナ禍で制約が多い暮らしにもかかわらず、躍動感いっぱいの作品が多数寄せられました。力強く生きる子どもたちの姿は、大人を励ましてくれます。このような状況下でコンクールを無事に開催できたのも、人々の暮らしに密着しているCGC加盟企業の皆様が広く支持されている証です。多大なご尽力に心から感謝申し上げます。審査委員長 東京造形大学 造形学部 名誉教授 春日 明夫 さん文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官小林 恭代 さん毎日新聞社教育事業室長 大谷 麻由美 さん審査員の声40CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2021

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