CSR&CSV REPORT 2022
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複数メーカーの商品を1つのトラックに混載するパレット共同配送の実験パレット物流推進委員会で各社が物流標準化に取り組んでいる1月の社長報告会の様子。各社が取り組みの成果を発表新潟菓子メーカーパレット物流研究会幹事亀田製菓 佐藤 勇 代表取締役社長COO堀内代表から米菓商品はスカスカとの指摘を受け、米菓のリーディングカンパニーが集まる新潟でパレット物流の研究会を発足しました。当初、ハードルが高いのではとも感じましたが、現場の方の努力で大きな成果を上げられました。スカスカ撲滅の取り組みが食品業界全体に広がることに少しでも役に立てればと思います。18 「スカスカ物流」の改善のため、シジシージャパンは2020年10月に「パレット物流推進委員会」を発足しました。第1期はPB製造委託企業11社が参加し、21年7月からの第2期には10社が参加しています。委員会で取り組んでいるのが4つの物流標準化の推進。①段ボールのモジュール化 ②パレット単位発注 ③最適輸送ロット ④パレチゼーション化に取り組んでいます。2期合計でPB45SKUで取り組みが進みました。段ボールのモジュール化で積載効率が改善し、バラ積みではなくパレット輸送することで、商品の積み込み、積み降ろし時間の大幅短縮や作業負担軽減につながっています。 新潟菓子メーカー6社が参加する「新潟菓子メーカーパレット物流研究会」も成果をあげています。この研究会は、CGCグループのスカスカ撲滅の考えに共感した亀田製菓が、新潟の菓子メーカーに呼びかけて2020年12月に6社で発足しました。21年は隔月で6回研究会を開催し、分科会なども合わせると10回の会議を重ねてスカスカ商品撲滅とパレット物流推進を討議してきました。2022年1月25日には、6社が活動から1年経った成果の報告会を開催し、段ボールのモジュール化で積載効率を改善した事例や共同配送実験の結果などが発表されました。「物流標準化」に向けた4つの取り組みPB製造メーカー様とパレット物流推進委員会新潟菓子メーカー6社様研究会でも成果続々

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