CSR&CSV REPORT 2022
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株式会社スズキヤ 代表取締役会長CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2022Yoko Nakamura「協業のこころ」を伝える6 CGCの協業活動に参加させていただいたのは1976年。兄の鈴木安之が社長の時でした。私は兄の仕事(主にデリカ)を手伝っていましたが、バトンタッチをした時は何もわからない状況でした。そんな中で私は、同じ神奈川県のCGC加盟企業の皆さんに教わり、徐々にこの活動は私どものような小さな企業にとって必要であり、「異体同心」のお話をうかがい「生き残れる」と感じました。 CGCグループの特徴は、加盟企業の独自性を尊重しながら、業界を取り巻くさまざまな問題を解決できるよう取り組み、情報を共有し、協業活動に積極的に参画する加盟企業にとって、存続できるバックボーンとなっていることです。これは、まさに「異体同心」の本質だと思います。同業他社の情報が得られ成功例を学べる 「売って儲かる」CGC商品は、各カテゴリーの荒利益額の上位にその名を連ねています。この強みがあるから、「うなぎ」や「ふぐ」など自社独自の商品開発ができるのです。 2020年度の「お弁当・お惣菜大賞」において最優秀賞を受賞し、年間10万食を販売している「鮭と彩り野菜の茶々のり弁」の「鮭」はCGC商品ですし、お客様から好評の「ジャンボあじフライ」もCGC商品です。 そして、CGC商品の販売表彰制度も、店長やバイヤーにとってモチベーションアップにつながっていますし、加盟企業各社の販売事例紹介も協業活動ならではの取り組みです。CGCは自社の方向性を決めるときの羅針盤 軽減税率やそのPOP表示、原材料表示など、さまざまな法令順守のための制度変更やそれに伴うシステム変更の際は、CGCは、自社の方向性を決める羅針盤の役割を果たしています。CGCに加盟していたからこそ乗り越えられたという局面は少なくありません。社内で「わからないこと」「困ったこと」があったら、まず、CGCに相談するようにしています。 食品スーパーマーケットは女性が多い職場ですし、女性のお客様が多い中で、これからは、今まで以上に女性も活躍する企業にしていきたいと考えています。中村 洋子自社だけでは成し遂げられないことを実現できる

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