CSR&CSV REPORT 2023
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基調講演自社に合った取り組みを事例発表3Rで「三方よし」目指す五十嵐安夫特別顧問 環境CSRの動向は大きく変化しています。企業の担当者は日本や世界の出来事や国連の動きを把握してから目的を設定し、ビジョンを確立させてから何に取り組むかを考えます。その際は、①わからないことはしない ②法令や社内ルールの遵守 ③取り組みはトップ命令 ④規模に応じた企画 ⑤PRと啓発の継続――といった5つの原則に沿って、自社に合った活動を行うことが大切です。成瀬圭子環境CSR課長 当社は環境経営方針の中で6つの基本方針を掲げて3Rを推進し、会社・お客様・社会の「三方よし」につなげています。食品廃棄物削減の取り組みでは、廃棄物計量・発注支援システムを使い廃棄ロス率を削減。このほか、店舗から排出される魚のアラを原料とした肥料で作った「エコろく野菜」の販売など、食品循環資源リサイクルループにも取り組んでいます。アクシアル リテイリング[新潟]ウオロク[新潟]環境活動CGCグループでは、加盟企業各社の環境に関連した活動をお互いに共有する場として「CGCグループ環境CSR発表会」を年1回開催しています。この発表会は昨年で10回目を迎えました。31情報共有・啓発・共感・協創第10回「CGCグループ環境CSR発表会」 2022年9月29日に「第10回CGCグループ環境CSR発表会」を東京・新宿のCGC会議室で開催し、WEB参加を含めて47社92人が出席しました。 この発表会は、加盟企業の環境CSRの成功事例を共有する場として2013年から年1回開催。今回は新潟県のウオロクが3Rの取り組みを発表しました。基調講演では、「環境CSR委員会」の委員長を15年務めた五十嵐安夫氏(アクシアル リテイリング特別顧問)に、これまでの経過や取り組みの中で学ばれた環境CSR担当者に求められる姿勢、企業での取り組み方について解説していただきました。環境活動も事例共有で互いに啓発

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