CSR&CSV REPORT 2023
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協業の成果6位CGCでプラ削減を伝えるPOPを作成し販売を支援CGCグループをあげて販売。店舗独自の販促物で環境負荷削減を伝える企業も今年2月に開催された新潟菓子メーカー物流研究会社長報告会には計10社43人が参加昨年8月に「菓子物流改善委員会」を発足昨年11月に「卸分科会」を発足32「スカスカ撲滅」加工肉業界でもCGCグループで取り組みを応援 シジシージャパンでは2017年から商品や物流、売場の無駄を省いて生産性向上や環境負荷の低減につなげる「スカスカ撲滅」運動を進めています。「スカスカ商品」とは、中身に対して包材が大きすぎるもの。ごみが増え、物流や売場スペースの効率を下げる要因にもなります。CGCでは自社PBの包装資材の削減などで環境負荷の低減を進めるとともに、お取組み企業にも呼び掛け、亀田製菓など菓子メーカーを中心に対応していただきました。 昨年、加工肉業界にも「スカスカ撲滅」の動きが拡大しました。日本ハムは主力のシャウエッセンを巾着型から平袋に変更。2022年3月12日のCGC全国トップ会に同社の畑佳秀社長(当時)を招き、環境配慮型商品の取り組みの進捗を報告していただき、CGCグループをあげて拡販し取り組みを応援することを決定。「シャウエッセン」のレギュラー品と、同ブランドの中でも環境負荷削減効果が大きい「ジッパーパック(508g)」など3品を拡販。CGC加盟企業での年間販売数量は1,474万個となり、従来品と比べて約28トンの包材削減につながりました。「新潟菓子メーカーパレット物流研究会」の成果、業界全体へ「菓子物流改善委員会」、「卸分科会」を発足 菓子の物流改善の取り組みが前進しました。「新潟菓子メーカーパレット物流研究会」はCGCからの「スカスカ撲滅」の提案に共感した亀田製菓が、新潟の菓子メーカーに呼びかけて2020年12月に6社で発足し、スカスカ商品撲滅やパレット物流の新たな仕組み作りが検討されています。この取り組みを業界全体へ波及させるため、新しい会議体が2022年に相次いで発足されました。8月発足の「菓子物流改善委員会」には、三菱食品、コンフェックス、山星屋の卸3社と、メーカーからは亀田製菓、ブルボン、 明治、カルビーが参加し、パレット物流の標準化すべき項目の洗い出しやルール策定を協議し、テスト運用を行っています。11月発足の「卸分科会」は三菱食品、コンフェックス、山星屋、種清など卸7社が参加し、卸として取り組むべき課題を協議しています。

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