CSR&CSV REPORT 2025
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プロジェクトSS始動第二の戦略転換に挑む生産性と商品力に集中個店経営から全体経営主婦の店 尾鷲[三重] 北裏 大 社長当 社は3年 前から中 期ビジョンの中に「地域のインフラとして持続可能なスーパーマーケットを目指す」を目標に掲げていましたが、SSSとの出会いで具現化できると考えました。昨年3月のトップ会の小池社長のスピーチに感激し、SSSの導入を6月に社内で宣言、翌月、リオン・ドールさんを訪問して1泊2日にわたり懇切丁寧にご教示いただきました。当社の未来を創る「プロジェクト・サスティナブル・主婦の店」をスタートし、①強いお店作り、②マザーサテライト実行、③センターキッチンの3チームを立ち上げました。昨年11月に紀南地区の2店舗でSSSの運用を開始し滑り出しは順調です。おどや[千葉] 佐生 基 社長労働力と購買力の低下という課題を抱える中で、生産性を高めて新たな労働時間と利益を生み出し、これを原資に商品価値向上と価格引き下げによってお客様に還元する̶̶これに経営資源を集中させています。生産性を飛躍的に向上させる□と捉えるのがSSSです。人手不足の中で数年前から精肉で母店子店方式を取り入れていましたが軌道に乗らず、昨年、リオン・ドールさんを訪ねて仕切り直しました。小池社長から手段と目的を明確にし、従業員と思いを共有する大切さを学んだことが大きかったと思います。6月から精肉で開始し、10月には惣菜にも拡大。人時売上高を押し上げる効果が出ています。東海シジシー地区内6社が取り組み 独自に共有会開催東海シジシーは2025年1月29、30今回は、SSSの取り組みで先行する32説明を受けました。会には、ホスト役の遠鉄ストアから宮田洋社長以下7人が参加。運用開始前の背景説明をはじめ、「未来へつなぐプロジェクト」の結成、実際の取り組みについて子細な説明がありました。「売上規模の小さな店でも利益の出せる店舗運営の実現」に向け、オペレーションの抜本的改善に取り組んでいることを参加者全員で共有しました。また、同地区の6社も登壇し、詳細な計画、実績の数値を盛り込んだ資料を用意して取組状況を報告しました。の両日、遠鉄ストアの店舗と浜松市内のホテルで、同地区内のSSSを導入している加盟企業を中心に、他地区に先駆けて独自の取組共有会を初開催し10社30人が参加しました。遠鉄ストアの取り組み状況をつぶさに視察しました。現場ではマザー店舗の朝の商品作りから配送、サテライト店の荷受け・商品補充などの一連の人と商品の動きを確認し、従業員からオペレーションの流れやポイントについての3時間にわたり各社の取組状況を共有し合った遠鉄ストアのマザー店舗で説明を受けた店舗の勝ち残り戦略のノウハウ共有と導入

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