この商品「ワタシ」がつくりました!

2020年入社
生鮮事業部 青果チーム
青木 瑛吾

社員インタビューInterview

生産者の思いを食卓に届けたいと入社。

大学ではバイオサイエンスを専攻し、主に植物の遺伝子組換えを研究していました。そんな私がシジシージャパン(以下CGC)を志望したのは、部活動がきっかけです。週末や夏休みに国内外の農家を訪ね、農業実習をするという部活で活動をしていました。生産者さんたちのこだわりや思いを知るにつれ「その思いが食卓に届いたらもっと食事が楽しくなるだろうな」と、食品関係や青果物を扱う業界を意識するようになりました。実は、就活中に先輩から「青木に合いそうな会社があるよ」と教えてもらったのがCGCだったんです。CGCは青果だけじゃなく、グロサリーや加工品など食品全般を扱っています。どの部門で働くにしても、生産者と消費者の橋渡し的な立場で仕事ができると思い、エントリーしました。

日本市場とのマッチングに注力する。

入社1年目から青果チームに配属となり、プライベートブランド(PB)で販売するパプリカやニンニクなどを担当してきました。現在進行形で動いているプロジェクトはニンニクですね。CGCでは約8年前からスペイン産のニンニクを扱ってきて、国産よりも安価で、かつ中国産よりも信頼性が高いということで着実に売り上げを伸ばしてきた商品です。ですが、円安などの影響により国産品とあまり変わらない値段になってしまい。加盟企業からも「価格が同じくらいなら国産で」と言われてしまって。スペイン産は国産品よりも香りが高く、ニンニクを主張させたい料理にとても向いています。価格以外の部分でスペイン産の魅力を高められないか、そんな思いで2023年6月にスペインの生産者を訪ねました。

先方はスペインでも有数の収穫量を誇る会社で、日本以外にも多くニンニクを輸出している大企業です。年間雨量の少ないスペインでは、収穫したニンニクを畑で乾燥させるのですが、まれに雨が降ると泥がニンニクに付着します。泥が付いたまま乾燥させると、その部分が黒ずんでしまい、日本市場ではあまり受けが良くありません。黒ずみのない商品が欲しいというこちらの要望に対して「これくらい値が上がる、それならここを削ってコストを抑えましょう」と、先方も親身になってこちらの意見を聞いてもらえました。

「困ったら青木に」と言われる存在を目指して。

仕事のやりがいを感じるのは、相場の読みと実際とが見事にハマった時です。青果の場合、1週間、1カ月先の相場はどうなっているかを常に予想しながら仕入る量やタイミングを計ります。
例えば、暖冬で野菜や果物の収穫が早まるため、例年より1週間早く売り込みましょうといった提案をバイヤーさんにします。
全国の週間天気予報はもちろん、気温の前年比なども細かくチェックして相場を予測します。今月予想した結果が1カ月後に出て、それがハマった時にはすごく嬉しいですね。
それと、青果はバイヤーさんや店舗との関係性が重視される世界です。「青木さんが勧めるなら買うよ」とか。逆も然りですが。そのためには色々な商品知識はもちろん、自分が提案する商品は間違いない物ということをアピールする必要があります。

私が担当する商品以外の知識も付けつつ、例えば「今は九州で雨が多いから来週は気を付けたほうが良いですよ」といった一言を添えたり。すると「来週はどんな感じかな?」とか「こんな相談に乗ってもらえる?」というお問い合わせをいただくようになるんです。そうやって、お客様から頼られる存在になっていきたいですね。

先輩社員の働き方

2020年入社
生鮮事業部 青果チーム
青木 瑛吾
2015年入社
日配事業部 和日配チーム
武田 大二朗
2013年入社
グロサリー事業部 菓子チーム
石岡 秀哉