青果チーム
“野菜ユニット”座談会

開発ストーリーDevelopment story

青果チーム
“野菜ユニット”座談会

01CGCの強みを最大化し、
生産者も加盟企業も納得できる関係性をつくる

2019年入社
青果チーム 野菜ユニット
岩田 格一

2020年入社
青果チーム 野菜ユニット
青木 瑛吾

2019年入社
青果チーム 野菜ユニット
築地原 穂

青果チーム野菜ユニットの特徴を教えてください。

岩田:
野菜ユニットのメンバーは6名で、皆がそれぞれの品目を担当して年間の目標数字を達成するために動いていくというのが基本です。私たちが仕入れたり、開発したりする商品を加盟企業、そしてその先の消費者の方たちに届けるという意味では、品質のよいものを生み出していくというのは当然なんですが、当社の場合は商社的な側面もあるわけなので、やはり売り上げ目標というのは重要な要素です。
青木:
もちろんチームとして均してですが、一人当たり約10億円という年間目標があるので、それを達成していくためには、皆が協力して数字をどうつくっていくかというのは難しいところでもあり、面白いところでもありますよね。
岩田:
売り上げが増えるということは、加盟企業からの評価や指示が高まることを意味しているので、成果がわかりやすく直結する仕事だと思います。人それぞれ担当する品目が違うので、単純に売り上げだけで評価することはできません。例えば、私が担当しているトマト1つをとっても、30種類以上もあるのでトマトだけで10億円以上の売り上げになります。玉ねぎ、にんじん、じゃがいものようによく売れる野菜もあれば、そうではない野菜を担当することもあるわけです。
青木:
私の場合、パセリやサンチュのような細かい品目を担当しているので、数字で言えばそこまで大きくないですが、ニッチだからこそ面白い商品を開発できるというチャンスもあると思っています。
築地原:
私は青果チーム全体の事務をしているので、直接商品の開発や仕入れをすることはありませんが、皆さんのサポート的な仕事をしています。例えば、かぼちゃが大雪で届けられませんとか、そういうことを言われたときに、納品先の方とやりとりしたり、仕入先とやりとりしたりっていう、営業フォローや細かな受発注関連全般を担当しています。
岩田:
築地原さんには役職の垣根を越えて営業がやるような仕事も対応してもらっているので、とても重要な戦力ですね。

野菜ユニットで働くことの醍醐味ややりがいを
教えてください。

青木:
私が野菜ユニットでよかったなって思うのは、個人的に野菜が大好なことですね。キャベツとかブロッコリーなんてそのままチンして食べたりするくらい(笑)。だからどんな野菜が来ても興味をもって深掘りすることができますね。この野菜のおいしさをどうやって伝えていこう、みたいな。
築地原:
私も食べることがすごく好きなので、この仕事は天職ですね。青果に配属されて5年くらい経つので、野菜も好きになりました。専門知識がそこまであるわけじゃない分、皆さんから「これどう?」などと言われて試食させてもらうんですが、なんの先入観もなく「おいしい」「そうでもない…」って言えますね。
岩田:
築地原さんの意見はとても貴重です。結局味って好みの世界だったりしますから、周りの多くの人の意見を聞くということが大切だと思います。
好みの話はこのくらいにして、私たちがやるべきことはやはり加盟企業や消費者がよいと思ってもらえるものを、できるだけ多く開発していくことだと思います。開発といっても野菜ユニットの場合は、新しい産地を開発すると言った方がいいかもしれません。加盟企業の青果のバイヤーさんは、実際地元の市場や別の仕入先から商品を仕入れることができるので、CGCはそこに他にはない付加価値を生み出さなければ、購入してもらえません。
青木:
だからこそ多くの生産者と直接会って、ものを確かめてまだ世に知られていない商品を掘り起こすということが必要になってきますよね。これが醍醐味だし、やりがいにもなっていますね。
岩田:
国内、国外も含めて情報をどう取っていくか、繋がっておくかというところが大切だと思います。そして氾濫する情報を精査するには自分の足で生産者とお会いして、生産者とCGCの考えが一致して、「いいですね」と賛同してもらって、「一緒にやっていきましょうか」という流れが組めるのが一番理想的ですね。
青木:
産地の生産者さんが一番気にされるのって、自分が天塩にかけて作った商品がどこでどんなふうに売られているのか知りたいということだったりします。CGCに任せてもらえれば、加盟企業の協力をいただきながらどのように販売していますよという一番最後の川下までしっかり説明できるのが強みだと思います。

青果チームがこれから目指していくこととは?

岩田:
チーム、ユニットとしてコミュニケーションが取れていないわけではないですが、もっと横のつながりを強化していけば、今以上の相乗効果が出せると思っています。今は良くも悪くも一人一人がプレーヤー化していて、個人の能力に頼っているところも大きいと感じます。個人の成長という意味ではよいかもしれませんが、今後もっと先の次なるステージに到達するには、皆で集まって商品を考えていく、これがCGCの内部にもしっかり浸透して、かつ加盟企業も巻き込んで新しいものを作っていく、っていうのが一番理想。これがいわゆる協業の精神なんだと思います。
青木:
やはり一人一人が持つ役割が大きいので、なかなかチームで話し合うという時間はとりにくいですよね。ただせっかく同じ青果チームだから、野菜だけで仕事が完結するのはもったいないかもしれません。スーパーの売場を見たって、野菜だけが陳列されるてるわけじゃなく、果実も加工食品も一緒に並んでいるわけですから。果実が売りにくい時期は野菜が、野菜が売りにくい時期には果実が…というような相互補完的な強みがチームとして出せたらいいなと思います。これってそのまま店舗さんの課題解決にもつながるわけですし。
築地原:
でも私から見ていると皆さんチームワークがいいと思いますよ。例えば「パプリカがあと何ケースだけど、なんとかできる人いる?」とかって誰かが声を掛けたら、必ずみんなが加盟企業の担当者に掛け合ったりしてますよね?協力体制ができていて、メンバーの困りごとに対する察知能力はすごいと思います。私も「あ、今、岩田さん大変そう…」とか気づいた時には私にできることをやるのが使命だったりしますし。事務の立場としては、今後、システムとかもうまく活用できていければいいなと思っています。
青木:
商品開発とか産地開発が主な業務ではあるんですけど、私たちは売り切るまでやることが課せられているミッションなので、協力し合う関係性は大切ですよね。築地原さん作ってくれる売場POPはその良い例だと思います。もはやプロです。
築地原:
デザインのプロではないですが(笑)。皆さんが開発した商品の良さはわかっているつもりなので、それをどのように売場で伝えていくかということは心がけてつくっています。実際に試食したりもします。POPやイラストを配置したり、筆文字を使ったり。甘くておいしい、糖度が何度、どんな料理が合うか、などお買い物する際に比較できる特徴を表現することで少しでも売り上げに貢献できればと思っています。
岩田:
確かにそれが生産者の思いを代弁することにもなるので、まさにCGCの強みにつながっているじゃないかなと思いますね。CGCの野菜をどんどん拡大させていくことが私たちのゴールではあるのですが、到達点があるわけじゃない。もっと先へもっと先へと進化させていくことが常に求められていることだと思います。やれることはもうないのか?というところまで、みんなが突き詰めて挑戦していく集団になっていければいいなと思っています。

チームだからできることがあるDevelopment story